Tableau 10.1がリリースされました!
日本時間の2016年11月2日、Tableauの新しいバージョン10.1がリリースされました!メジャーバージョンv10にあがってからの初のマイナーバージョンアップについても、色々と興味深い機能が追加されている様です。
Tableau 10.1 is here! With JSON support, more mapping data, and powerful APIs, there's something for everyone! https://t.co/rUXo3PqAC7 pic.twitter.com/0LE94MO2mh
— Tableau Software (@tableau) 2016年11月2日
ちなみに過去これまでの『Tableau新機能リリース』シリーズは以下の通り。
- Tableau 10 新機能紹介 | シリーズ | Developers.IO
- Tableau 9.3 新機能紹介 | シリーズ | Developers.IO
- Tableau 9.2 新機能紹介 | シリーズ | Developers.IO
当エントリでは、バージョン10.1の新機能について見出しレベルでざっとその内容を見てみたいと思います。
データ周り
- JSON対応
- ローカルのJSONファイルを直接Tableauで読み込めるようになりました。政府のデータやWebAPIのデータ等、JSONファイルを数クリックで可視化の準備まで行えます。
- UNION機能の強化
- ワイルドカード指定だけでなく、指定の条件にマッチするファイルをUNION(結合)出来る用になりました。EXCELの全シートを読み込む事も可能に。また、Google Sheetsワークブックにも対応。
- Marketo対応
- Tableauから『Marketo』のデータに直接接続出来るようになりました。
- SAP対応
- SAPへの接続については幾つかの改善がなされ、より使い易くなりました。
エンタープライズ対応
- 条件付きサブスクリプション
- Tableau Serverにてワークフロー内に新しいタスクがある場合、また特定の条件を満たす場合、最新のデータを掲載したメールを配信する事が出来ます。
- Tableau Serverの自動インストール
- Tableau Serverはこれまでライセンス登録やサーバ設定等を行う必要があり手動で行わざるを得ませんでしたが、この度『Pythonスクリプト』もしくは『CloudFormationテンプレート』で一発構築出来るようになりました。
- Profileの写真が埋め込み可能に
- Tableau Serverのプロフィールに画像を表示させる事が出来るようになりました。(条件あり)
- その他各種機能拡張
- 上記の他にも、モバイルアプリへのページ埋め込み/サーバークライアントライブラリ/WDC(Web Data Connector)の改善/REST APIの改善/Document APIの改善といった点でそれぞれ各種機能拡張及び改善が行われています。
WEB周り
- WEB編集機能の強化
- リファレンスラインやバンド、ヘッダーの表示・非表示等の制御がより使い易くなりました。
- デバイスレイアウトの管理
- モバイルデバイスのレイアウト管理をWeb上でも行えるようになりました。
- 全画面表示
- Tableau Vizを全画面表示出来るようになりました。
ビジュアル分析
- 連続した日付フィールドに対するドリルアップ機能
- 連続した日付フィールドのデータに対して『ドリルアップ』(より広い範囲に集計範囲を広げていくような操作)を行えるようになります。ボタン操作1つでドリルアップ/ドリルダウンが行えます。
- ジオコーディング
- 新しいジオコードの情報としてIATA(国際航空運送協会)やICAO(国際民間航空機関)のデータが使える用になりました。双方共に『空港』に関する情報となります。
- 地図データ更新
- 郵便番号等の新しい情報が世界各国の地域でそれぞれ追加・更新されています。(※日本に関する更新は無い模様)
まとめ
という訳でTableau 10.1の新機能に関するダイジェスト紹介でした。興味深そうなものについては別途個別エントリで機能を掘り下げてご紹介してみたいと思います。こちらからは以上です。